その足は、すぐに、大屋根の上に見えなくなってしまいましたが、一瞬間、灰色のコンクリートの壁のてっぺんのところに、ぶらんとさがっている、二本の黒い棒のようなものが見えたのです。
警官は、それが人間の足だとは、おもいもよりませんでした。
まっ暗な中ですから、はっきり見えたわけではなく、なんだか、そんな気がしたのです。
その足は、すぐに、大屋根の上に見えなくなってしまいましたが、一瞬間、灰色のコンクリートの壁のてっぺんのところに、ぶらんとさがっている、二本の黒い棒のようなものが見えたのです。
警官は、それが人間の足だとは、おもいもよりませんでした。
まっ暗な中ですから、はっきり見えたわけではなく、なんだか、そんな気がしたのです。