すると、総監も捜査課長も待っているからという返事があったので、そのまま自動車をよんで、ポケット小僧をつれて、警視庁へいそぎました。
それから二十分ほどして、警視庁の総監室には、大机の正面に山本警視総監、その前に明智小五郎、堀口捜査一課長、中村警部が席につき、ポケット小僧も、明智探偵のとなりの大きないすに、ちょこんとこしかけて、しかつめらしい顔をしていました。
山本総監は、四十面相がじぶんに化けて、警視庁をばかにしたことを、ひじょうにおこっていましたので、この事件にかぎって、総監室で秘密会議をひらくことにしたのです。