その黒い腕が、犬をつかんで、ぐいぐいと、引きあげていくのです。
死にものぐるいに、もがいている白犬の姿は、みるみる井上君の頭よりも高くなり、それからまだ、上へ、上へと、無限に、のぼっていきます。
そして、ついには、その姿が見えなくなってしまいました。
その黒い腕が、犬をつかんで、ぐいぐいと、引きあげていくのです。
死にものぐるいに、もがいている白犬の姿は、みるみる井上君の頭よりも高くなり、それからまだ、上へ、上へと、無限に、のぼっていきます。
そして、ついには、その姿が見えなくなってしまいました。