その井上君が、この支線のさいしょの駅で、列車がとまっているときに、機関士も車掌もまだのりこまないうちに、この三号車の、駅の方からは見えない側の戸をひらいて、中にしのびこむのです。
むろん夜ですよ。
あの列車が、支線のさいしょの駅を出発したのは午後七時ですからね。
その井上君が、この支線のさいしょの駅で、列車がとまっているときに、機関士も車掌もまだのりこまないうちに、この三号車の、駅の方からは見えない側の戸をひらいて、中にしのびこむのです。
むろん夜ですよ。
あの列車が、支線のさいしょの駅を出発したのは午後七時ですからね。