夏目漱石 『文鳥』 やがて三重吉は鳥籠を叮嚀に箱の中へ入れて、縁側へ持ち出して、ここへ置きますからと云って帰った。 自分は伽藍のような書斎の真中に床を展べて冷かに寝た。 夢に文鳥を背負い込んだ心持は、少し寒かったが眠ってみれば不断の夜のごとく穏かである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア