店には店員ひとりで、だれもたすけてくれるものはありません。
人をよぼうにも、おそろしさに声をだす力もないのです。
黄金仮面の二十面相は、ツカツカと、ショーウィンドーのうしろにはいっていって、そこのガラス戸をあけ、鍍金仏を取りだすと、そのままぱっと、おもてに出ていってしまいました。
店には店員ひとりで、だれもたすけてくれるものはありません。
人をよぼうにも、おそろしさに声をだす力もないのです。
黄金仮面の二十面相は、ツカツカと、ショーウィンドーのうしろにはいっていって、そこのガラス戸をあけ、鍍金仏を取りだすと、そのままぱっと、おもてに出ていってしまいました。