夏目漱石 『文鳥』 或る時は餌壺が粟の殻だけになっていた事がある。 ある時は籠の底が糞でいっぱいになっていた事がある。 ある晩宴会があって遅く帰ったら、冬の月が硝子越に差し込んで、広い縁側がほの明るく見えるなかに、鳥籠がしんとして、箱の上に乗っていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア