ある晩宴会があって遅く帰ったら、冬の月が硝子越に差し込んで、広い縁側がほの明るく見えるなかに、鳥籠がしんとして、箱の上に乗っていた。
その隅に文鳥の体が薄白く浮いたまま留り木の上に、有るか無きかに思われた。
自分は外套の羽根を返して、すぐ鳥籠を箱のなかへ入れてやった。
ある晩宴会があって遅く帰ったら、冬の月が硝子越に差し込んで、広い縁側がほの明るく見えるなかに、鳥籠がしんとして、箱の上に乗っていた。
その隅に文鳥の体が薄白く浮いたまま留り木の上に、有るか無きかに思われた。
自分は外套の羽根を返して、すぐ鳥籠を箱のなかへ入れてやった。