その一つは、いつかの晩、電人Mがおたくの階段をおりて、研究室の方へいったまま、消えてしまったことです。
その廊下は行き止まりになっていて、研究室と、この木村君の部屋があるばかりですが、両方とも、窓には鉄格子がはまっているから、ぜったいに、逃げだすことはできません。
それなのに、あの大きな図体の電人Mが煙のように消えてしまったのです。
その一つは、いつかの晩、電人Mがおたくの階段をおりて、研究室の方へいったまま、消えてしまったことです。
その廊下は行き止まりになっていて、研究室と、この木村君の部屋があるばかりですが、両方とも、窓には鉄格子がはまっているから、ぜったいに、逃げだすことはできません。
それなのに、あの大きな図体の電人Mが煙のように消えてしまったのです。