文士からいえば米櫃の不振である。
新設されべき文芸院が果してこの不振の救済を急務として適当の仕事を遣り出すならば、よし永久の必要はなしとした所で、刻下の困難を救う一時の方便上、文壇に縁の深い我々は折れ合って無理にも賛成の意を表したいが、どうしてそれを仕終せるかの実行問題になると、余には全然見込が立たないのである。
近時のわが文壇は殆んど小説の文壇である。
文士からいえば米櫃の不振である。
新設されべき文芸院が果してこの不振の救済を急務として適当の仕事を遣り出すならば、よし永久の必要はなしとした所で、刻下の困難を救う一時の方便上、文壇に縁の深い我々は折れ合って無理にも賛成の意を表したいが、どうしてそれを仕終せるかの実行問題になると、余には全然見込が立たないのである。
近時のわが文壇は殆んど小説の文壇である。