甲が去った後で、乙を意識するのであるから、乙を意識しているときはすでに甲は意識しておらん訳です。
それにもかかわらず甲と乙とを区別する事ができるならば、明暸なる乙の意識の下には、比較的不明暸かは知らぬが、やはり甲の意識が存在していると見做さなければなりません。
俗にこの不明暸な意識を称して記憶と云うのであります。
甲が去った後で、乙を意識するのであるから、乙を意識しているときはすでに甲は意識しておらん訳です。
それにもかかわらず甲と乙とを区別する事ができるならば、明暸なる乙の意識の下には、比較的不明暸かは知らぬが、やはり甲の意識が存在していると見做さなければなりません。
俗にこの不明暸な意識を称して記憶と云うのであります。