春の夜もふけて、ベッドのまくらもとの置き時計は、もう十時をすぎていました。
不二夫君は、いつもならば、もうとっくにねむっている時刻なのに、今夜はどうしたわけか、みょうに寝つかれないのです。
寒くもないのに、なんだか背中がぞくぞくするようで、さびしくて、こわくてしかたがないのです。
春の夜もふけて、ベッドのまくらもとの置き時計は、もう十時をすぎていました。
不二夫君は、いつもならば、もうとっくにねむっている時刻なのに、今夜はどうしたわけか、みょうに寝つかれないのです。
寒くもないのに、なんだか背中がぞくぞくするようで、さびしくて、こわくてしかたがないのです。