名を呼んだところで、水の中の小林君に聞こえるはずはありませんから、呼びたいのを、じっとがまんして、耳をすまして待っていました。
わずか三、四十秒のあいだでしたが、それが不二夫君には、とても長く感じられたのです。
すると、ややしてから、ガバガバと水が動いて、ブルッと手で顔の水をふく音が聞こえました。
名を呼んだところで、水の中の小林君に聞こえるはずはありませんから、呼びたいのを、じっとがまんして、耳をすまして待っていました。
わずか三、四十秒のあいだでしたが、それが不二夫君には、とても長く感じられたのです。
すると、ややしてから、ガバガバと水が動いて、ブルッと手で顔の水をふく音が聞こえました。