「実に気の毒な事だて、御上の仰せだから内約があるの何のと申し上げても仕方がない。
それで帯刀が娘に因果を含めて、とうとう河上方を破談にしたな。
両家が従来の通り向う合せでは、何かにつけて妙でないと云うので、帯刀は国詰になる、河上は江戸に残ると云う取り計をわしのおやじがやったのじゃ。
「実に気の毒な事だて、御上の仰せだから内約があるの何のと申し上げても仕方がない。
それで帯刀が娘に因果を含めて、とうとう河上方を破談にしたな。
両家が従来の通り向う合せでは、何かにつけて妙でないと云うので、帯刀は国詰になる、河上は江戸に残ると云う取り計をわしのおやじがやったのじゃ。