夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 人によると、生涯に一度も無我の境界に点頭し、恍惚の域に逍遥する事のないものがあります。 俗にこれを物に役せられる男と云います。 かような男が、何かの因縁で、急にこの還元的一致を得ると、非常な醜男子が絶世の美人に惚れられたように喜びます。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア