北見君は、将棋ばんのわきに立って、このきみょうな勝負を見ていました。
北見君も、将棋のこまの動かし方ぐらいは知っていたのです。
はじめのうちは、おじいさんも、何かじょうだんをいいながら、のんびりと、こまを動かしていましたが、勝負が進むにつれて、口をきかなくなり、こわい顔で、ばんをにらみつけ、ただこまを打つ音だけが、ぴしりっぴしりっと、うすぐらい部屋に、ひびきわたるのでした。
北見君は、将棋ばんのわきに立って、このきみょうな勝負を見ていました。
北見君も、将棋のこまの動かし方ぐらいは知っていたのです。
はじめのうちは、おじいさんも、何かじょうだんをいいながら、のんびりと、こまを動かしていましたが、勝負が進むにつれて、口をきかなくなり、こわい顔で、ばんをにらみつけ、ただこまを打つ音だけが、ぴしりっぴしりっと、うすぐらい部屋に、ひびきわたるのでした。