江戸川乱歩 『赤い部屋』 彼女は、てれかくしの様に、その玩具だという六連発を手にとって、と見こうみしていたが、やがて、 「くやしいから、じゃ、あたしも射ってあげるわ」 いうかと思うと、彼女は左腕を曲げて、その上にピストルの筒口を置き、生意気な恰好でT氏の胸に狙いを定めた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア