江戸川乱歩 『赤い部屋』 立上ってもまだ「クックックックッ」という変な声はやまなかった。 それは胸の底からしぼり出される苦痛の唸り声の様でもあった。 だが……、若しや……オオ、矢張りそうだったのか、彼は意外にも、さい前から耐らないおかしさをじっと噛み殺していたのだった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア