が、ふと気がつくと、妙子の姿が見えない。
たしかに一度は彼女の走っているのを見かけたのだが、そして、彼女は、北川氏がこの友人の家へ避難したことは当然知っている筈だが、どうしたものか姿を見せなかった。
でも、まさか、燃え盛る火の中へ飛び込もうなどとは、想像もしなかったので、暫くは、彼女の取り乱した姿が、友人の門口に現れるのを、ぼんやりと待っていたのだった。
が、ふと気がつくと、妙子の姿が見えない。
たしかに一度は彼女の走っているのを見かけたのだが、そして、彼女は、北川氏がこの友人の家へ避難したことは当然知っている筈だが、どうしたものか姿を見せなかった。
でも、まさか、燃え盛る火の中へ飛び込もうなどとは、想像もしなかったので、暫くは、彼女の取り乱した姿が、友人の門口に現れるのを、ぼんやりと待っていたのだった。