江戸川乱歩 『接吻』 一声叫ぶやいなや、手に持っていた写真をいきなり帯の間へ隠すと、お花は、赤くなったり、青くなったり、へどもどしながら、でも、やっと気を沈めて、 「まあ、私、ちっとも存じませんで、ご免なさいまし」 そのいやにしとやかな口の利き方からして、食わせものだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア