江戸川乱歩 『接吻』 成程、洋服箪笥の扉の鏡が、障子の穴の前に四十五度の角度で開いていたとすれば、そこへ映った左側のものが真正面に見えた筈だ。 二つの箪笥の形もよく似ているので間違うのは無理ではない。 殊に薄暗い電燈の光で、しかも大いそぎで見たのだもの。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア