それにしても、実に馬鹿馬鹿しい程あっけない手抜りでした。
私が兄の指紋だと信じ切っていたのは、実は私自身の指紋だったのです。
ただ、それがあの日記帳の頁に押されてあったのは、まともな指紋でなくて、一度墨のついた指を何かで拭いて、その後で押されたものだったのです。
それにしても、実に馬鹿馬鹿しい程あっけない手抜りでした。
私が兄の指紋だと信じ切っていたのは、実は私自身の指紋だったのです。
ただ、それがあの日記帳の頁に押されてあったのは、まともな指紋でなくて、一度墨のついた指を何かで拭いて、その後で押されたものだったのです。