それは、純潔なその日記の文章の中に、始めてポッツリと、はなやかな女の名前が現われたのです。
そして「発信欄」と印刷した場所に「北川雪枝(葉書)」と書かれた、その雪枝さんは、私もよく知っている、私達とは遠縁に当る家の、若い美しい娘だったのです。
それでは弟は雪枝さんを恋していたのかも知れない。
それは、純潔なその日記の文章の中に、始めてポッツリと、はなやかな女の名前が現われたのです。
そして「発信欄」と印刷した場所に「北川雪枝(葉書)」と書かれた、その雪枝さんは、私もよく知っている、私達とは遠縁に当る家の、若い美しい娘だったのです。
それでは弟は雪枝さんを恋していたのかも知れない。