五月……三日、十七日、二十五日、
これを見ると、雪枝さんは弟の葉書に対して(それらは皆何の意味もない文面ではありましたけれど)それぞれ返事を出している外に、四月の十四日、十八日、五月の三日と、少くともこの三回丈けは、彼女の方から積極的に文通しているのですが、若し弟が彼女を恋していたとすれば、何故この三回の文通に対して答えることを怠っていたのでしょう。
それは、あの日記帳の文句と考え合せて、余りに不自然ではないでしょうか。
五月……三日、十七日、二十五日、
これを見ると、雪枝さんは弟の葉書に対して(それらは皆何の意味もない文面ではありましたけれど)それぞれ返事を出している外に、四月の十四日、十八日、五月の三日と、少くともこの三回丈けは、彼女の方から積極的に文通しているのですが、若し弟が彼女を恋していたとすれば、何故この三回の文通に対して答えることを怠っていたのでしょう。
それは、あの日記帳の文句と考え合せて、余りに不自然ではないでしょうか。