中にも、恋を現わすには切手をななめにはればよいという所は、実は一度応用して見た事がある程で、決して忘れません。
この方法は当時の青年男女の人気に投じて、随分流行したものです。
しかしそんな古い時代の流行を、今の若い女が知っていようはずはありませんが、ちょうど雪枝さんと弟との文通が行われた時分に、宇野浩二の「二人の青木愛三郎」という小説が出て、その中にこの方法がくわしく書いてあったのです。
中にも、恋を現わすには切手をななめにはればよいという所は、実は一度応用して見た事がある程で、決して忘れません。
この方法は当時の青年男女の人気に投じて、随分流行したものです。
しかしそんな古い時代の流行を、今の若い女が知っていようはずはありませんが、ちょうど雪枝さんと弟との文通が行われた時分に、宇野浩二の「二人の青木愛三郎」という小説が出て、その中にこの方法がくわしく書いてあったのです。