江戸川乱歩 『幽霊』 こちらからいくら声をかけても、先方は笑っている丈けだった。 「モシモシ、君は××君ではないのかね」 平田氏が癇癪を起してこう怒鳴りつけると、その声は段々小さくなって、ウ、ウ、ウ……と、すうっと遠くの方へ消えて行った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア