津田君と余は大学へ入ってから科は違うたが、高等学校では同じ組にいた事もある。
その時余は大概四十何人の席末を汚すのが例であったのに、先生は巋然として常に二三番を下らなかったところをもって見ると、頭脳は余よりも三十五六枚方明晰に相違ない。
その津田君が躍起になるまで弁護するのだから満更の出鱈目ではあるまい。
津田君と余は大学へ入ってから科は違うたが、高等学校では同じ組にいた事もある。
その時余は大概四十何人の席末を汚すのが例であったのに、先生は巋然として常に二三番を下らなかったところをもって見ると、頭脳は余よりも三十五六枚方明晰に相違ない。
その津田君が躍起になるまで弁護するのだから満更の出鱈目ではあるまい。