室内の三人は、それきりだまりこんで、ただ壁の時計とにらめっこするばかりでした。
金モールいかめしい制服につつまれた、相撲とりのようにりっぱな体格の警視総監、中肉中背で、八字ひげの美しい刑事部長、背広姿でツルのようにやせた白髪白髯の北小路博士、その三人がそれぞれ安楽イスにこしかけて、チラチラと、時計の針をながめているようすは、ものものしいというよりは、何かしら奇妙な、場所にそぐわぬ光景でした。
そうして十数分が経過したとき、沈黙にたえかねた刑事部長が、とつぜん口を切りました。
室内の三人は、それきりだまりこんで、ただ壁の時計とにらめっこするばかりでした。
金モールいかめしい制服につつまれた、相撲とりのようにりっぱな体格の警視総監、中肉中背で、八字ひげの美しい刑事部長、背広姿でツルのようにやせた白髪白髯の北小路博士、その三人がそれぞれ安楽イスにこしかけて、チラチラと、時計の針をながめているようすは、ものものしいというよりは、何かしら奇妙な、場所にそぐわぬ光景でした。
そうして十数分が経過したとき、沈黙にたえかねた刑事部長が、とつぜん口を切りました。