紳士は小さな仏像を、くいいるように、見つめていて、ショーウィンドーの横手のほうにふたりの少年がいることを、まるで気づかないようです。
島田君も木下君も、このぶきみな紳士のそばから、はやく逃げだしたいと思いました。
しかし、からだがすくんだようになって、身うごきもできないのです。
紳士は小さな仏像を、くいいるように、見つめていて、ショーウィンドーの横手のほうにふたりの少年がいることを、まるで気づかないようです。
島田君も木下君も、このぶきみな紳士のそばから、はやく逃げだしたいと思いました。
しかし、からだがすくんだようになって、身うごきもできないのです。