あるくたびに竹のステッキが、キュッ、キュッと、しなうのです。
いまにも、こちらをふりむくのじゃないか。
そして、あの空洞の目で、ぼくたちを見つけて、おっかけてくるのじゃないかと、ふたりはもうびくびくものでしたが、さいわい、怪紳士は一度も、あとを見ないで、まるで、首をまわすことのできない、機械人形のように、まっすぐに、あるいてゆきます。
あるくたびに竹のステッキが、キュッ、キュッと、しなうのです。
いまにも、こちらをふりむくのじゃないか。
そして、あの空洞の目で、ぼくたちを見つけて、おっかけてくるのじゃないかと、ふたりはもうびくびくものでしたが、さいわい、怪紳士は一度も、あとを見ないで、まるで、首をまわすことのできない、機械人形のように、まっすぐに、あるいてゆきます。