午後九時
それから、つぎの日の午後九時、あの、怪人が約束した午後九時までには、いろいろのことがあったのですが、それを、くわしく書いていては、たいくつですから、ごく、あらましだけを、しるしておきます。
警察に知らせますと、その夜から、島田君のうちのまわりに警官の見はりがつき、よく日は、警視庁捜査課の係長、中村警部が、島田家を訪問して、おとうさんと話をして帰りましたが、日がくれるころには、中村係長は三人の刑事をつれて、のりこみ、ひとりの刑事には、書斎のかくし戸のところに番をさせ、あとのふたりには、家のそとの見まわりをつづけさせ、係長は地下室の金庫の前にがんばることになりました。