江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 ヒョイと右を向くと、そこにも博士自身がいた。 左を向くとそこにも同じ自分の姿があった。 後を振返れば、ドアの裏側がやっぱり鏡で、そこに実物の五倍ほどもある大入道のような博士の、あっけに取られた顔が覗いていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア