江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 博士はそんなことを呟きながら、腰をかがめて、人形の腕を掴むと、その指から二枚の紙札を抜き取った。 「なる程、大きな判が捺してあるね」 博士は立上って、感心したように紙札を眺めていたが、さい前のと同じように、二枚とも自分のポケットに納めた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア