江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 その調子には、極度の驚きと、何かしら世にも悲痛な響きが籠っていた。 「ウヌ、俺の顔を見たな」 黒い怪物がうめくように云って、組みしかれたまま、クネクネと身体を動かしたかと思うと、闇の中にパッと青い光が閃めいて、バクッと物を裂くような音がした。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア