江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 裏口から三つ目の舞台は、例の轢死女の場面であったが、地中に身を潜めた生ける生首は、どこへ逃げ去ったのか、影もなく、その首の生えていた部分に、ポッカリと黒い穴があいていた。 「オイ、あの奥に何だかいるようだぜ」 一人の警官が同僚を顧みて囁いた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア