最初それに気附いたのは、五日目の夜更けのことであった。
ふと目を覚ますと、どこかでボソボソと人の話声がしていた。
天井の高い寒々とした十二畳の座敷、ここには電燈の設備がないので、石油の台ランプを使っているのだが、それも吹き消して寝についた、全くの暗闇である。
最初それに気附いたのは、五日目の夜更けのことであった。
ふと目を覚ますと、どこかでボソボソと人の話声がしていた。
天井の高い寒々とした十二畳の座敷、ここには電燈の設備がないので、石油の台ランプを使っているのだが、それも吹き消して寝についた、全くの暗闇である。