江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 幻聴かしら、イヤイヤ、幻聴ではない。 確かにどこかこの建物の中の遠くの方で、意味は少しも聞き取れぬが、ボソボソという話声がいつまでも続いている。 五十男の川手氏も、それを聞いていると、ゾーッと水をあびせられたような怖れを感じないではいられなかった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア