江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 広い冷い廊下を踏んで、ガランとした昔風の便所に入った。 窓の外はすぐに大樹の茂みである。 小障子を開けて空を見ると、星もない真暗闇、大樹の梢がカサコソと動くのは、夜鳥か、それとも、川手氏などには馴染のない小動物が住んでいるのか。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア