江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 窓から覗いた空には、やっぱり星がなかった。 そよとの風もない梢に、カサコソと不気味な音がしていた。 突然、アア、又してもあの笑い声だ、若い女が、袂で口を蔽って、身体を曲げて、忍び笑いをしているような、あの笑い声だ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア