江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 その手燭をかざして、あたりの様子を眺めると、何一つ道具とてもないガランとした部屋の片隅に、たった一つ妙な箱が置いてあるのが目を惹いた。 丁度寝棺ほどの大きさの、長方形の白木の箱だ。 近づいて見ると、その蓋の表面に、墨黒々と何か書いてある。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア