川手氏は声する方の壁に近づいて、どこかに秘密の出入口でもないかと、探し求めた。
すると、その板壁の丁度目の高さの辺に、大きな節穴が一つ、サア覗いて下さいと云わぬばかりに開いているのが目についた。
彼は中腰になってそこを覗いたが、一目覗くと、もう身動きも出来なかった。
川手氏は声する方の壁に近づいて、どこかに秘密の出入口でもないかと、探し求めた。
すると、その板壁の丁度目の高さの辺に、大きな節穴が一つ、サア覗いて下さいと云わぬばかりに開いているのが目についた。
彼は中腰になってそこを覗いたが、一目覗くと、もう身動きも出来なかった。