江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 その地下室の穴蔵の板壁の向側には、夢のような一つの世界があったのである。 そこには、現代ばなれのした、ひどく古めかしい装飾の、立派な日本座敷があって、その床の間の柱に、夫婦と覚しき男女が、後手に縛りつけられていた。 女の方は猿轡まではめられている。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア