江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 乳母の恨みに燃えるまなざしが、まだ物心もつかぬ幼児の顔を、喰い入るように睨みつけた。 すると、男の子は、その刹那亡き父親の魂がのり移りでもしたように、幼い目をいからせ、拳を握って、廻らぬ舌で甲高く答えるのであった。 「坊や、そいつ、斬っちゃう。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア