一日中実験室にとじこもって一言も口を利かないで、哲学者みたいに瞑想に耽っているかと思うと、突然車にも乗らないで、異様なモーニングの裾を飜えしながら、鉄砲玉のようにどこかへ飛び出して行く。
そして、そのまま二日も三日も帰らないことさえ珍らしくはなかった。
名人肌ともいうべき奇行家なのだ。
一日中実験室にとじこもって一言も口を利かないで、哲学者みたいに瞑想に耽っているかと思うと、突然車にも乗らないで、異様なモーニングの裾を飜えしながら、鉄砲玉のようにどこかへ飛び出して行く。
そして、そのまま二日も三日も帰らないことさえ珍らしくはなかった。
名人肌ともいうべき奇行家なのだ。