江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 闇の中の、息もつまるような、脂汗のにじみ出すような、恐ろしい睨み合いであった。 そして、黒い影の口から「アッ」という幽な叫び声が洩れたかと思うと、怪物は風のように次の間へ逃げ込み、大きな音を立てて階段を駈け上って行った。 「見附けられたね。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア