江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 ここにあの恐ろしい指紋の指が着いていたのです」 彼女は云いながら、丸い光の中へソッと左手をさし出した。 手首全体に繃帯が巻いてあるので、切口は見えぬけれど、人差指のあるべき場所が異様にくぼんで、歯の抜けたような感じを与えている。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア