全く白紙でこの事件を見渡して、君はどう考えるね」
警部が促すと、明智はソファに凭れ込んで、腕組みをして静かに目をつむったまま、暫らく黙り込んでいたが、やがて落ちついた口調で話しはじめた。
「僕は宗像君とは二三度会ったばかりだが、彼の一種の才能には、深く敬意を表している。
全く白紙でこの事件を見渡して、君はどう考えるね」
警部が促すと、明智はソファに凭れ込んで、腕組みをして静かに目をつむったまま、暫らく黙り込んでいたが、やがて落ちついた口調で話しはじめた。
「僕は宗像君とは二三度会ったばかりだが、彼の一種の才能には、深く敬意を表している。