流石の明智も、この事件では、いらざる差出口をして、却って新進宗像博士の引立て役を勤めたかの観があった。
彼の推察が見当違いであったのに反して、博士の口約は見事に果された。
眼帯の男山本始を殺してしまったのは残念だけれど、博士の手が犯人の直後に迫っていたことは、彼の遺書によっても明かであった。
流石の明智も、この事件では、いらざる差出口をして、却って新進宗像博士の引立て役を勤めたかの観があった。
彼の推察が見当違いであったのに反して、博士の口約は見事に果された。
眼帯の男山本始を殺してしまったのは残念だけれど、博士の手が犯人の直後に迫っていたことは、彼の遺書によっても明かであった。