明智は思わず犯人を讃美するかの如き口吻を漏らしたが、そこで何に気附いたのか、ふと言葉をとめて、鋭く宗像博士を睨みつけた。
眼鏡と髯のなくなった宗像博士は、狂えるけだものの相好を呈していた。
彼は今こそ彼等兄妹の運の尽きであることを、はっきり悟ったのだ。
明智は思わず犯人を讃美するかの如き口吻を漏らしたが、そこで何に気附いたのか、ふと言葉をとめて、鋭く宗像博士を睨みつけた。
眼鏡と髯のなくなった宗像博士は、狂えるけだものの相好を呈していた。
彼は今こそ彼等兄妹の運の尽きであることを、はっきり悟ったのだ。