江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 如何なる魔術師も、この重囲の中を逃げ出す工夫は全くなかった。 ただ追いつめられた野獣の最後の一戦を試みるばかりだ。 彼は部屋の隅に突立ったまま、腰のポケットから一挺の小型ピストルを取出して、先ず仇敵明智の胸に狙いを定めた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア